角野ワールド、一足早く 23年完成の児童文学館をパネルで紹介 江戸川区役所、17日まで

2021年6月12日 07時07分

児童文学館の模型などが展示されている江戸川区役所の会場

 建設工事が今月下旬に始まる「江戸川区角野栄子児童文学館(仮称)」を紹介するパネル展が、江戸川区役所本庁舎(中央一)で開催されている。会場では角野さん(86)を描いたオリジナルのマンホールのふたもお披露目。土、日曜は区役所閉庁日のため、残る展示日は十四〜十七日となる。 (井上幸一)
 区によると、アニメ映画「魔女の宅急便」などの原作者として知られる作家の角野さんは、幼少期から二十代前半までを区内の北小岩で暮らした。二〇一八年に、「児童文学のノーベル賞」といわれる国際アンデルセン賞の作家賞を受賞。区内の「なぎさ公園」(南葛西七)に設けられる文学館は、功績や作品の世界観を発信する施設で、隈研吾(くまけんご)さんが設計し、二三年七月のオープンを目指している。

角野栄子さんが描かれているマンホールのふた。30日から設置される=いずれも江戸川区で(区提供)

 パネル展では、自然と調和した真っ白な外観となる文学館の完成予想図、模型などを展示。初公開のオリジナルデザインのマンホールふた(直径六十センチ)は、三十日から公園の正面や、公園近くへのバスが出ている東京メトロ東西線の西葛西駅と葛西駅の駅前広場に設置される。
 児童文学作家のくぼしまりおさんがデザインし、魔女の宅急便の主人公「キキ」に見立てた角野さんと、作品に登場する黒猫の「ジジ」がいちご色を背景に描かれている。
 会場を訪れた区内在住の松井友紀(ゆき)さん(26)は「いちご色のマンホールは珍しく、駅に向かう楽しみができた。文学館の完成が待ち遠しい」と話した。
 開館時間は午前九時〜午後五時(最終日は同三時)。

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