あす最終話「ネメシス」 探偵役・櫻井翔「表現する楽しさ 終わらない」 入江悠・総監督「能天気さが救いになる」

2021年6月12日 07時17分
 日本テレビ系連続ドラマ「ネメシス」(日曜午後十時半)は、「嵐」の活動休止後、初の連ドラとなった櫻井翔(39)がポンコツ探偵の風真(かざま)役を演じているほか、広瀬すず(22)、江口洋介(53)ら豪華キャストが話題を集めている。コミカルな前半から一転、後半は神の領域とされる「ゲノム編集」に踏み込み、シリアスな様相を呈している。十三日の最終話を前に、櫻井は「表現する楽しさを改めて感じさせてもらった」と明かした。 (鈴木学)
 嵐の活動休止から半年近く。仕事への向き合い方に変化はあるのか。「変わっていると思う。メンバーと一緒にいないから。ただ、何がどう変わったのかは整理がついていない」。そんな中で出演したのが本作だった。
 総監督と脚本の入江悠いわく「前半のポンコツ感から、ちゃんと目標を持っていたところに着地させる点で、最も難しい役が風真だった」。複数の演技パターンを用意して撮影に臨んだという櫻井は「とにかく楽しかった。誤解を恐れずにいえば、表現する楽しさは昨年末でいったん終わってしまうと思っていた。火がつくか分からないけど、導火線をつくってもらった」と感謝した。
 今作は、二十年前に「生命の設計図」といわれる遺伝子を人為的に操作する「ゲノム編集」に成功したという設定になっている。二十年は嵐の活動期間とほぼ同じ。櫻井には思い入れの強い数字らしい。
 「来るべき時に備えて、風真は二十年、イルカの調教やマジシャンの弟子などで経験を積んだ。僕もバラエティーでスカイダイビングしたり、キラキラの衣装でコンサートをしたり、いろいろと経験していて、実感として二十年を自分の中に落とし込めた。それは今だからで、一、二年前だったら違ったと思う」
 「ネメシス」は、天才探偵助手のアンナ(広瀬)とポンコツの風真が難事件に挑むミステリーで、「探偵ものが念願だった」という入江が、天才探偵の天才たるゆえんをゲノム編集と結び付けて着想した。最終話は、「世界初のゲノム編集ベビー」として生まれ、そのデータを狙う組織に拉致されたアンナの救出に、風真や仲間たちが動く。
 櫻井によると、正義について考えさせられる内容で、バチバチの演技のぶつかり合いが見どころ。一方、入江はコロナ禍だからこそ「風真の能天気さが救いになる」との自身の思いを、櫻井が最後まで貫いてくれたと称賛。その上で、最終話の終盤、自分の存在意義に悩むアンナと、風真、探偵事務所社長の栗田(江口)が語り合う場面に注目してほしいという。
 「生きづらさなどを感じている人に、『大丈夫』と言ってくれる人がいるありがたさ。まだいなくてもいつか現れる希望を、三人の姿から感じてもらえたら」と入江は話す。

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