<TOKYO2020→21>公道聖火リレー中止 「残念」「やむを得ない」 ランナー、首長ら落胆や理解

2021年6月12日 07時30分
 新型コロナウイルスの感染収束の見通しが立っていないとして、公道での実施が中止となった東京五輪の神奈川県内聖火リレー。ランナーや走行ルートの首長からは「残念としか言いようがない」「やむを得ない」という声が上がった。 (酒井翔平)
 県内の聖火リレーは二十八〜三十日の三日間で、十五市町を回る計画だった。最終日に横浜市内を走る予定だった公益財団法人「日本補助犬協会」理事の青木保潔さん(57)=同市旭区=は「二日前に走行区間を知らせるメールが届いたばかりだった。突然の決定で、とても驚いている」と落胆した。
 視覚障害があり、盲導犬と生活している。本番も一緒に走って「人と補助犬の共生社会の実現につなげたい」と考えていた。「公道を走れなくても、伝えたい思いは変わらない」と代替イベントに向けて気持ちを新たにした。
 藤沢市の鈴木恒夫市長は「感染状況を踏まえると、市民の安全安心のためには、やむを得ない」と理解を示した。
 同市の江の島ヨットハーバーは五輪のセーリング競技の会場となっており「依然として非常に厳しい状況が続いているが、安全安心に大会が開催できるよう準備を進めていく」とコメントした。
 初日の出発式が開かれる予定だった箱根町の勝俣浩行町長は「箱根の魅力を発信できる絶好の機会と捉え、準備を進めてきた。出発式が実施されないことは大変残念だ」との談話を出した。

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