<新型コロナ>五輪自転車競技開催の伊豆市 ワクチン接種は選手宿泊施設従業員の市民優先

2021年6月12日 07時57分

五輪競技会場となる伊豆ベロドローム=伊豆市で

 東京五輪・パラリンピック自転車競技の会場がある伊豆市が、選手村分村となるホテル「ラフォーレリゾート修善寺」(同市大平)の従業員である市民に、大会前の新型コロナウイルスワクチンの優先接種を検討していることが十一日、分かった。来日する選手らとの接触の可能性があるためとしている。 (渡辺陽太郎)
 菊地豊市長が本紙の取材に答えた。従業員への接種は、市の集団接種か宿泊業団体の職域接種などで行うことを検討している。現在進めている高齢者への接種に影響はないという。高齢者の接種終了を見込む七月中旬ごろに始めたい考えだ。
 市内での自転車競技は、伊豆ベロドロームと伊豆MTBコース(いずれも同市大野の日本サイクルスポーツセンター内)で行われる。選手は入村後、分村と練習会場、競技会場のみを行き来し一般市民と接触を避ける。一方、分村の従業員は接触の可能性がある。市によると従業員は約二百人で、90%は伊豆市民だという。
 市長は「分村従業員への接種は大会組織委が行うと考えていたが、組織委から地元でやってほしいという話が来ている。ならば市はやる」と話した。選手は来日前に接種を終えている、として「責任を果たした人に対し、迎える側も責任を果たす」と述べた。
 ただ従業員に接種するワクチンは国の供給次第だという。市長は「国の責務としてしっかり供給してほしい」と話した。
 同市はまた、五輪大会で多くの人に接する可能性のある職員七人にも、キャンセルで余ったワクチンを既に一回、接種したことを明らかにした。

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