「アライ」って知ってる? LGBTの理解者・支援者、ネットの認知率わずか7%

2021年6月12日 19時31分
「アライ」認知率などを発表した記者会見でコメントする松岡宗嗣さん(中)ら(P&Gジャパン提供)

「アライ」認知率などを発表した記者会見でコメントする松岡宗嗣さん(中)ら(P&Gジャパン提供)

 LGBTなど性的少数者に関する理解者・支援者を指す「アライ(ally)」の言葉の認知率が7.7%と低かった。日用品大手「P&Gジャパン」(神戸市)がインターネットで行った調査で分かった。

◆「差別や偏見なくす動きに共感」は過半数

 調査は4月、15~69歳の5000人を対象に実施。「アライ」の認知率は低かったものの、LGBTを支援し、差別や偏見をなくそうと働きかけるとの考え方に共感する人は53.8%と過半数に上った。
 ただ、働く人のうち「職場にアライがいる」と答えた人は3.6%にとどまった。性的指向、性自認に関する嫌がらせを止めたり、理解を広めたりするなど「何らかの行動をしている」は20.7%だった。行動しない理由では「身近にいない」「何ができるかわからない」が多く、知識や情報不足から行動できない状況が浮き彫りになった。
 また、当事者486人の44.9%が「自分らしく生きられない」と感じており、悩みでは「差別や偏見」「周りにいないと思われている」が上位だった。
 調査に協力した一般社団法人「fair」の松岡宗嗣そうし代表理事は「当事者は隣にいるかもしれない。差別や偏見をなくすための積極的な行動をしてほしい」と話した。
 同社はアライの育成が環境改善や差別・偏見のない社会につながるとして「アライ育成研修」の無償提供も始めた。(奥野斐)

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