心に触れた下町60景撮影 豪のロビンソンさんが墨田のカフェで写真展

2021年6月13日 07時13分

マーク・ロビンソンさんの作品・葛飾

 オーストラリア人ジャーナリスト、マーク・ロビンソンさん(59)が、下町を散策しながら心に触れた風景を撮影した写真を紹介する「東京の水辺 TOKYO SHORES」が墨田区の玉ノ井カフェ(東向島五)で開かれている。店の営業は金〜月曜で、展示は七月十二日まで。 (井上幸一)
 父が豪州人で、母が日本人のロビンソンさんは一九六一年に新宿区で生まれ、二歳から豪州に。八八年から日本を拠点に活動しており、国際放送に携わったり、サイトや出版物に日本の食文化を紹介する英文記事を執筆したりしてきた。八年ほど前から浅草エリア(台東区)で暮らしている。
 隅田川、荒川、昔ながらの飲食店や遊園地、古い建物が消えた跡、トタン壁、路地、歩道橋など、カフェには台東、墨田、葛飾区などで撮影した約六十の写真が並ぶ。
 「水辺」と展示タイトルにあるが、水が写っているものは一部。ロビンソンさんは「『橋』が付く地名が数多くあるように、東京は昔、水路が巡っていた。町を歩いていると『水辺』を感じる」と説明する。
 撮り続ける下町の魅力は、「日光が細やかなところ」と語り「考えると分からないが、ビルが少なく空が広いからかな」。
 デジタルカメラではなくフィルムのカメラであえて撮影する。「シャッターを切って光がフィルムに当たる瞬間、『化学反応』が起きる。暗すぎると撮れないなど制約もある。そんなハンドメード感が好きだから」と語る。

隅田川など、下町を写した数々の写真の前に座るロビンソンさん=墨田区で

 会場の玉ノ井カフェ=電080(2107)1016=は、カフェなのでドリンクなどのオーダーを呼びかけている。
 正午〜午後六時。七月十日は午後四時から営業。火〜木曜、七月五日は休店。会場では、ロビンソンさんの文章、展示作品を収録した冊子(千二百円)を販売している。

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