東京都、職員のワクチン接種で大慌て 解凍しすぎて希望者募集、集まりすぎ1300人も<新型コロナ>

2021年6月15日 06時00分
 東京都が独自に築地市場跡地(中央区)に設けた新型コロナウイルスワクチンの大規模接種会場で、誤って850人分のワクチンを余分に解凍してしまうトラブルがあったことが分かった。都はワクチン廃棄を防ごうと、夜までの数時間に急いでかき集めた職員らに接種。何とか事なきを得たが、都の担当者は「二度とあってはならないミス。より慎重に業務に当たりたい」としている。
 都によると、トラブルが発生したのは11日。会場では毎日、警視庁や東京消防庁の職員に接種を実施しており、この日も予約した5000人が来場。会場の担当者は、超低温冷凍庫に保管していたワクチンを冷蔵庫に移して解凍し、順次、接種していた。
 ところが終了間際の夕方、予約にない850人分のワクチンもさらに解凍し、すでに注射器にセットしてしまっていたことが判明した。都の担当者は慌てて関係先などに電話をかけ、接種希望者を募集。すると今度は集まりすぎて、警視庁や都庁、東京五輪・パラリンピック大会関係者ら1300人が来場した。
 このため450人分のワクチンを追加で解凍し、午後8時ごろまでに全員のワクチン接種を終えた。
 都の担当者は「結果的には接種の前倒しになったが、数え間違いでワクチンを無駄にしかねなかった。改善したい」としている。(小倉貞俊)

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