墨田 郵政博物館で記念の企画展 史料で振り返る郵便150年 ポストや錦絵など

2021年6月16日 07時12分

郵便が誕生したころの「ポスト」、郵便配達員の制服など、貴重な史料が並ぶ企画展=墨田区で

 日本で郵便が始まって百五十年を記念した企画展「日本郵便の誕生」が墨田区の郵政博物館(押上一、東京スカイツリータウン・ソラマチ九階)で開かれている。始まりの経緯や、全国同じ料金で手紙やはがきを送れる現在の郵便制度の確立について、史料や映像で分かりやすく紹介している。七月十八日まで。(長竹祐子)
 郵便は「日本郵便の父」と呼ばれ、一円切手の肖像で知られる前島密(ひそか)が構想。明治に改元して二年半後の一八七一年四月二十日に「東海道新式郵便」が創業した。
 当時の郵便は東京と大阪の間のみだったが、東海道線をはじめ鉄道が通じると郵便ネットワークが全国に拡大。外国郵便の開始、郵便の基本法「郵便条例」が制定されて近代郵便が確立した。田原啓祐学芸員は「郵便が普及するにつれて、郵便が人と人を結ぶ大きな役目を果たすようになった」と話す。

郵便が普及し始めたころの錦絵。奥に見える五重の塔手前に「ポスト」がある目印として白い旗が掲げられている(郵政博物館提供) 

 展示では、郵便制度ができる前、江戸時代に江戸−大阪間を一日七十五〜百キロを人が走って六〜八日間で文書を運んでいた飛脚制度や、前島と渋沢栄一との親密な交流などを解説。日本初の切手やはがき、ポスト、錦絵など、貴重な史料が見て楽しめる。
 午前十時半〜午後四時半(入館は午後四時まで)。月曜休館。大人三百円、小中高生百五十円。問い合わせは同館=電03(6240)4311=へ。

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