1964年の東京五輪 麻布で大会ゆかりの品や写真紹介 ハンガリー選手の雄姿に思いはせ

2021年6月16日 07時12分

1964年東京五輪に参加したハンガリー選手団の写真などが展示された企画展=いずれも港区で

 東京五輪・パラリンピックの開催を控え、1964年東京五輪のハンガリー選手団の活躍を振り返る企画展が15日、ハンガリーの文化などを紹介するハンガリー文化センター東京(港区麻布十番)で始まった。選手らの写真のほか、同国のオリンピック・スポーツ博物館が所蔵する大会ゆかりの品などが展示されている。(神谷円香)
 六四年大会にはハンガリーから選手百八十二人が参加し、水球やサッカー、レスリング、フェンシングでの金メダル十個を含む二十二個のメダルを獲得した。
 企画展では、選手らの写真が三十七枚並ぶ。競技中や表彰式のほか、アイスクリームを食べてリラックスしていたり、選手同士で健闘をたたえ合っていたりするものもある。優勝した水球の決勝戦で使ったボールや、レスリング男子グレコローマンヘビー級で優勝したコズマ・イシュトヴァーン選手の金メダルも。

世界選手権でコズマ・イシュトヴァーン選手と撮影した写真を手にする藤本英男さん。左横は東京五輪時のコズマ選手の写真

 六八年メキシコ五輪のレスリング男子で銀メダルを獲得した日本体育大元監督の藤本英男さん(76)は、六七年の世界選手権で会ったコズマ選手と階級は違うが仲良くなり、ハンガリーが好きになった。コズマ選手はその三年後に事故で亡くなったが、藤本さんは引退後の八二年から一年間、コーチングを学ぶためハンガリーに留学した。藤本さんは「とても大きくて優しかった。誠実で勇敢、堂々としていた」とコズマ選手の写真を見ながら思い出を語った。
 企画展は入場無料。七月十二日まで。土日祝日は休館。展示した写真は企画展後、今年の東京五輪でのハンガリー選手団の宿舎に飾るという。

関連キーワード

PR情報

東京の新着

記事一覧