船橋市長選 候補者の横顔

2021年6月16日 07時14分
 任期満了に伴う船橋市長選は3人が立候補し、20日の投開票に向け舌戦を繰り広げている。元市議の門田正則さん(74)、現職で3選を目指す松戸徹さん(66)=自民、立憲民主、公明推薦=、元県議の丸山慎一さん(65)=共産推薦=のいずれも無所属3人の訴えと横顔を紹介する。(保母哲)=届け出順

◆門田正則(かどた・まさのり)さん(74) 無新 「おかしいこと」正す

 「世の中を変えたい」との思いで立候補した選挙は、今回で十六回を数えた。一九九六年から市議を三期十年務めており、市長選への挑戦は四回目。これまでに県議選、参院選などに出馬しており、今年三月の知事選にも名乗りを上げたが、最終的には出馬を断念している。
 佐賀県出身で、祖父は地元町議、義父は佐賀県議と周囲に政治家が多く「いつか政治家になり、世の中を動かしたい」と思ってきた。大学卒業後に空港関連企業で働き、成田空港に通うのが便利だと船橋に移り住んだ。今回の市長選では、公共事業から暴力団を排除することを前面に掲げ、「おかしいことを正す選挙だ」と力を込める。
 「健康にいいから続けている」と趣味は社交ダンス。公民館活動で三十年余になるが、「今はコロナ禍で踊れない」と苦笑いする。妻と二人暮らし。

◆松戸徹(まつど・とおる)さん(66) 無現<2> 自立公 つながり合うまちに

 市人口は現在約六十四万人。政令市を除くと、全国の市町村で最も多い。「いろんな人がいる。いわば『宝島』。その人たちを結び付けるのが、僕の一番の役割。つながり合えるまちになるといい」。新型コロナ対策を掲げつつ、コロナ禍後をにらみ、脱プラスチックなど環境問題への取り組みを強めようと思い描く。
 市職員として最初に配属されたのは教育委員会。続いて公民館勤務となり「この公民館時代が原点」と振り返る。地域の人と話し合いながら「市民はどう感じるのか、現場では何が起こっているのかを、まず考えるようになった」。
 尊敬する人物は、「なせば成る なさねば成らぬ何事も 成らぬは人のなさぬなりけり」で知られる米沢藩主・上杉鷹山。「動かなければ、何も始まらない。これは全てに共通すると思う」。子ども二人は独立し、妻と二人暮らし。

◆丸山慎一(まるやま・しんいち)さん(65) 無新 共 市政、政治を変えたい

 市の行財政改革推進プランで市民負担が増え、コロナ禍も重なって窮状を訴える声が高まっているとして「市政を変えないといけない。コロナ禍のうちは、国民健康保険料の値上げなどを凍結すべきだ」と説く。
 東京都立川市で育ち、高校生時代には米軍立川基地の返還問題で反対のデモに参加。「平和の大切さを知った」。千葉大卒業後に共産党職員、次いで志位和夫党委員長の秘書となり、一九九七年の県議選船橋市選挙区補選で初当選。七期目を目指した二〇一九年四月の県議選で議席を失った。
 尊敬するのは、相対性理論で知られるアインシュタインやニュートン。「先駆的な法則を発見し、後世に影響を与えたから」。今回が初の首長選出馬となり、改めて「声を上げれば政治は変わる。政治が変われば暮らしも変わる」との思いを深めている。現在は妻と二人暮らし。

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