<新型コロナ>64歳以下の接種券 静岡県内14市町が発送時期未定 12市町は来月以降の見通し

2021年6月16日 07時45分
 新型コロナウイルスのワクチン接種で、基礎疾患のない六十四歳以下の接種券発送時期が、調整中や検討中を含め、静岡県内全三十五市町のうち四割に当たる十四市町が未定であることが、本紙が八〜十一日に行った各市町への取材で分かった。十二市町が七月以降に発送する見通しとした。
 ファイザー製のワクチンは三週間の間隔で二回接種する必要がある。東京五輪開幕予定の七月二十三日の段階で、二回接種が完了している県内の六十四歳以下は一部にとどまりそうだ。
 県東部では伊東市、熱海市、沼津市、三島市などが、基礎疾患のある人を含め、接種券の発送時期を未定とした。
 年齢などで区切って接種券を発送する市町も多い。伊豆市は、六月三十日に六十〜六十四歳と基礎疾患がある人に接種券を発送、七月上旬に五十〜五十九歳、その一週間から十日後に四十九歳以下に送るとした。ただその後、基礎疾患のある人や観光やオリパラ従事者らに優先接種すると発表。基礎疾患のある人には月内に発送するなど前倒ししている。
 県西部は、調整中の磐田市を除く七市町すべてが七月以降の発送を予定。磐田市の担当者は「今後発送する六十五〜六十九歳の予約状況や基礎疾患のある人の数を把握し、接種枠の見通しを立ててから公表したい」。
 六十四歳以下の発送について、国は「標準的には六月中旬に送付できるよう、準備を進めていただく必要がある」と求めている。
 県東部のある自治体の担当者は「六十四歳以下向けのワクチン供給が不透明なのに」と不満を漏らす。別の市の担当者は「六月中旬は無理」ときっぱり。「希望する量のワクチンが確実に供給されるなら計画は作れるが、国の言うことが二転三転して振り回されている」とこぼした。
 コロナのワクチン接種は医療従事者、高齢者、基礎疾患のある人や高齢者施設などの従業員、それ以外の六十四歳以下の順とされている。高齢者施設などの従業員では、高齢の入所者と一緒に接種を進めている自治体が多かった。

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