<TOKYO2020→21>レガシーで観光振興 自転車競技開催地の伊豆市・菊地市長 組織委は情報伝達、迅速に

2021年6月17日 07時53分

東京五輪・パラリンピックの開催意義や期待を話す菊地豊市長=伊豆市役所で

 東京五輪・パラリンピックの自転車競技開催地の伊豆市の菊地豊市長が、本紙の取材に応じた。開催反対の声に理解を示しながらも意義を強調、五輪遺産(レガシー)を活用して自転車による観光振興を図ることで伊豆半島が世界トップのリゾート地になれると期待した。感染防止対策には自信を見せつつ、組織委員会に十分な情報を伝達するよう注文をつけた。(渡辺陽太郎)
−大会への思いは
 世界レベルの観光地を目指す伊豆半島が世界に発信される。開催してほしい。(反対も根強いが)「人間が制御できる可能性のある危機」に対処しながら開く初の大会。戦争のように太刀打ちできない環境ではない。何とか制御しつつある。ここに意義を感じる。
−競技会場はレガシーになる。期待は
 自転車を活用する地域は多いが、伊豆半島は地域を周遊し最後に会場を走るなど、観光にレガシーを絡められる。これまでは修善寺のお寺や土肥の海など、一つ一つが強い目的地だった。だが山々や狩野川、駿河湾に相模湾がある。各市町が連携し自転車で周遊する環境ができればポテンシャルを使い切れる。世界トップのリゾート地になれる。
−感染拡大が不安だ
 今まで通りの対策をやれば大丈夫だ。これまでの感染経路はほぼ特定しており、市内に感染源はない。感染者が宿泊した旅館はあったが、対策の徹底で濃厚接触者はいなかった。組織委が対策をする。地元も準備ができている。
−会場や選手村分村での感染は公表されるべきか
 重要なのはどのような経路で感染したかだ。分からなければ、市民を守ることができない。組織委はしっかり通報してほしい。そこで初めて、市民への公表を判断することができる。
−組織委の情報伝達に不満が出ている
 情報がないと対応できない。選手村分村へのワクチン接種を地元に任せる話も唐突だった。分村に入らない選手は近隣のホテルに宿泊すると思うが、交渉中であっても当該市町に情報を伝える必要がある。観客の扱いも早く決めてほしい。これだけ大きな大会なのに(まだ)決まっていない。とても不思議だ。

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