【会見詳報】菅首相 ワクチン接種で「状況一変」と期待感…尾身会長は楽観論にくぎ 

2021年6月17日 23時29分

◆五輪開催でも「重症者減少してくる」

【質疑応答】
記者(幹事社・東京新聞) 首相は東京五輪・パラリンピックを安全安心に開催すると繰り返すが、開催によって感染リスクがどれだけ増大するかは説明していない。選手や大会関係者に限らず、国内全体で人の移動が増えるリスクや、観客を入れた場合のリスクをどう考えるか。安全安心の根拠を示さずに開催を強調されても、不安を感じる国民は納得できない。安全安心との言葉を繰り返すのではなく、首相としてのリスクの認識と評価を示してほしい。今回も各社の再質問に応じてほしい。

会見する菅義偉首相

首相 感染対策をしっかり講じて、リスクを可能な限り小さくするべく取り組む。専門家の意見を聞きながら具体的対策を詰めている。海外から来る選手や大会関係者は人数を極力限定し、半分以下にしている。検査とワクチン接種を徹底して、行動を厳しく制限し、一般国民と交わらないように遮断したい。
 スポーツイベント等の人数制限について、まん延防止等重点措置が解除された後も人流を抑える。東京大会の人数の上限はこうしたルールを基本に決定される。観客は常時マスクをし、大声の応援は禁止される。会場に直行直帰することも大事だ。ワクチン接種が進んでおり、高齢者を中心とした重症者が減少してくる。医療の負荷も大幅に軽減されると考える。
記者(幹事社・共同通信)緊急事態宣言とまん延防止等重点措置の解除に向けた出口戦略は。
首相 感染防止対策とワクチン接種の二正面作戦を進めながら、感染状況を見て判断したい。
記者(時事通信) 衆院解散・総選挙までに内閣改造と自民党役員人事を行う考えは。
首相 まずは新型コロナ対策に政府の総力を挙げて取り組む。秋までのどこかで解散・総選挙は必要なので、さまざまな状況を考えながら自分で判断する。
記者(神奈川新聞) 財政健全化に向けて消費税を含めた今後の国民負担のあり方は。活力ある地方をつくる構想に、カジノを含む統合型リゾート施設(IR)は含まれるか。
首相 財政健全化の旗は降ろさず、歳出歳入の改革努力を続ける。IRは観光の観点から整備法に基づき準備を進めたい。

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