新盆向け 制作ピーク 館山 中村さんの「房州切子」

2021年6月18日 07時06分

房州切子について説明する中村さん。新盆に向け制作がピークを迎えている=館山市で

 南房総地域で新盆を迎える家に飾られる伝統的な吊(つ)り灯籠「房州切子(きりこ)」の制作が、館山市那古の中村俊一さん(45)のもとでピークを迎えている。
 房州切子は金と白の二色一対の灯籠。飾り窓の形に切り抜いた紙を立方体の木枠に張り、造花などで彩る。全体的に小ぶりで仏壇に飾ると見栄えが良いとされる。中村さんは房州切子を受け継ぐ唯一の職人で、すべてが手作業だ。
 今年の制作予定は二百個(金百三十個、白七十個)で、昨年より百個以上減った。新型コロナウイルスの影響で仏具屋が仏事を控え切子の在庫を抱えているため、受注が伸び悩んでいるという。
 ただ、昨年は追加発注が相次ぎ、結果的に例年並みの数を制作したことから、今後の注文が気になるところ。中村さんは「新盆を迎える人のため心を込めて作っている。商品をご覧になりたければ、いつでも連絡を」と呼び掛ける。
 値段は一基一万円前後。問い合わせは、中村さん=電0470(27)4747=へ。(山田雄一郎)

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