国内最大のイリエワニ 河津・イズーに到着 26日から一般公開 体長5.1メートル 体重800キロ

2021年6月18日 07時52分

巨大なイリエワニの雄と、到着を喜ぶ白輪剛史園長

 体長五・一メートル、体重八〇〇キロの巨大なイリエワニの雄が十七日、河津町の体感型動物園「iZoo(イズー)」に搬入された。マレーシアから別の雌とペアで輸入され、園によると、国内で飼育するイリエワニとしては最大。今後、繁殖を目指す。二十六日からは一般公開を始める。
 イリエワニはインドや東南アジア、オーストラリアに生息し、体長が六メートルを超えることもある世界最大のワニ。生息地では人を襲うこともあるという。
 日本最大となる雄と、体長三メートル、体重一〇〇キロの雌の計二頭を空輸。十六日夕方に成田空港に到着し、十七日朝にイズーに運び込まれた。ワニの入った木箱をクレーンで一つずつ飼育施設に搬入し、白輪剛史園長や飼育員たちが、ワニの巨体にまたがって体を押さえ付けるなどしながら慎重に迎え入れた。

木箱からイリエワニを出す作業を進めるイズーの飼育員ら=いずれも河津町で

 このイリエワニの導入は、白輪園長のかねての願いだった。二〇一九年にマレーシア・サラワク州のワニ園を訪れた際、「大きさと黒光りする体、眼光の鋭さがいい」と一目ぼれ。新型コロナウイルス禍で来園者が減る中、新たな起爆剤にしようと、飼育施設を新設するなど準備を加速した。
 コンクリート壁と強化ガラスで囲われた飼育施設(百九平方メートル)には、陸場と水場を用意。九十トンの水を入れた水場は水深を一・八メートル以上に保ち、ワニが水中で立つ姿を観察できるようにした。陸場には落ち葉などを敷き詰め、繁殖に適した環境を整えた。
 白輪園長は「地球にはこんなに大きな生き物がいるということを実物を見て体感し、生息地では人と共存しているということも知ってほしい。これだけ間近に見られるところはない」と話す。(山中正義)

関連キーワード

PR情報

静岡の新着

記事一覧