札幌の住宅地に出没のクマ駆除 自衛隊員ら4人が負傷 駐屯地に一時逃げ込む

2021年6月18日 13時09分
射殺されたクマを運び出す人たち=18日午前11時20分、札幌市

射殺されたクマを運び出す人たち=18日午前11時20分、札幌市

 18日午前6時前、札幌市東区北19条東16丁目付近の路上で、クマが近くに住む会社員小笠原敏師さん(75)と80代女性を襲った。さらに同区内の陸上自衛隊丘珠駐屯地に逃げ込むまでに、歩いていた40代男性と男性自衛隊員1人にもけがを負わせた。小笠原さんと80代女性、自衛隊員はいずれも軽傷で、40代男性は肋骨を折るなどして重傷とみられるが、命に別条はない。
 クマはその後、駐屯地近くの茂みに潜んでいたが、午前11時15分ごろに地元猟友会により駆除された。体長約2メートルの雄のヒグマとみられる。
 小笠原さんらが襲われた現場はJR札幌駅から北東に約3キロの住宅街で、付近には小学校や保育園もある。
 小笠原さんは取材に対し、逃げて転んだ際に背中に爪を立てられたと明らかにした上で「あんなに足が速いと思わなかった。恐ろしく、心臓が飛び出るかと思った」と話した。
 また近くに住む無職原馨さん(75)は庭の畑を踏み荒らすクマを窓越しに見たといい「突き破って家に入ってくるかと思った。足がすくんだ」と声を震わせた。
 道警によると、同日未明から、札幌市東区の路上にクマが出たと110番が相次いでいた。(共同)

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