橋本会長 尾身氏提言を尊重も…「見たい観客いる限り、最後まで探る」 21日の5者協議で決定へ

2021年6月18日 19時26分
東京五輪・パラリンピック組織委員会の橋本聖子会長

東京五輪・パラリンピック組織委員会の橋本聖子会長

 政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会の尾身茂会長ら専門家有志が東京五輪・パラリンピックについて「無観客が望ましい」と提言したのに対し、組織委員会の橋本聖子会長は18日、記者会見で提言を尊重する姿勢を見せつつも、「見たいという観客がいる限り、リスクをできるだけ払拭することを最後まで探るというのも組織委の仕事。他のスポーツと同様に少しでも多くの方に観戦していただきたい」と述べ、観客を入れた形での開催を目指す意向をあらためて示した。
 観客の制限については、政府が示したまん延防止等重点措置解除後1カ月間の基準である「上限1万人」を踏まえ、21日に開く国際オリンピック委員会(IOC)などとの5者協議で話し合う。
 橋本氏は会見の冒頭で、尾身氏の提言について「組織委が熟慮を重ねてきた内容とかみあっていた。感染リスクについて多くの点で共通の認識に立った提言をいただいた」と発言。記者からの質問に対し、感染状況が悪化する場合を念頭に「無観客も覚悟しておかなければいけないと考えながらシミュレーションしたい」とも述べた。
 当初、18万人が来日する予定だった海外からの大会関係者の数を5万3000人に減らしたことや、国内の大会関係者のワクチン接種が始まったことにも触れ、「安全、安心な大会が開けるエビデンスがそろってきた」とも述べた。
 同席した武藤敏郎事務総長は、提言を出した尾身氏について「基本的な考え方はわれわれと思いをほぼ1つにしていると思う。開催ということを前提にお話されたので」と述べた。

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