カフェ休業で近況や寄稿文 港区の高齢者サロン 地域新聞作り、つながる心

2021年6月19日 07時11分

コロナ禍に手作り新聞で交流を図るサロン「とよおか・カフェ」の内海昌子代表(中)ら=港区で

 地域の高齢者らのサロン「とよおか・カフェ」(港区三田5)の代表を務める内海昌子さん(84)が、高齢者の孤立化を防ごうと、地域交流新聞「とよおか・カフェから ハ〜イ!お元気ですか」(A4判、カラー刷り)を発行している。内海さんは「コロナ禍でカフェ休業を余儀なくされているが、新聞を通じて心だけでもつながっていたい」と話している。(青木孝行)
 六年前、高齢者が気軽に交流できるように、地元の豊岡町会から施設(同)を借りて、毎月第二木曜日に「おしゃべりの場」としてカフェを開いた。
 参加者の大半は七十〜八十代。町会の垣根を越えて交流の輪に加わる人もいたが、昨年六月、コロナ禍でカフェは一時休業に。新聞による交流を思いつき、翌七月に第一号を発行。カフェの常連客などに約七十部配布した。
 「バスはガラガラ。うれしいようで、不安なようで…」「息子の登校開始とともに、お弁当も始まった。はて何を作ろうか」といったスタッフ九人の近況報告を紙面に掲載。
 新聞を受け取った人から「何とかやっています」と電話がかかってくるなど交流のきっかけに。新聞は奇数月(隔月)に発行し、今年五月の第六号では参加者の思い思いの寄稿文を掲載した。
 港区社会福祉協議会によると、区内でサロン活動をする登録団体は四十一あり、「とよおか・カフェ」のほか四団体がコロナ禍で交流新聞を発行している。
 内海さんは緊急事態宣言の解除後にはカフェを再開させる。「人情味のあふれる地域。早く顔を合わせておしゃべりがしたい」と願っている。

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