グテレス国連事務総長の続投決定 コロナからの復興、気候変動など課題

2021年6月19日 10時42分
グテレス国連事務総長=AP

グテレス国連事務総長=AP

 【ニューヨーク=杉藤貴浩】国連総会は18日、今年末で1期目を終えるグテレス事務総長(72)を再任する決議案を全会一致で採択した。グテレス氏は引き続き、新型コロナウイルス対応や気候変動問題などに取り組む。2期目の任期は来年1月から5年。
 グテレス氏は続投決定を受け「信頼を大変光栄に思う。(国際情勢が)前向きで画期的なシナリオとなるよう2期目に全力を尽くす」と演説した。
 新型コロナについては「パンデミック(世界的大流行)は、われわれの弱さや相互のつながり、一体的な行動の必要を明らかにした」と述べ、復興への国際的な協力をあらためて訴えた。温暖化防止のための二酸化炭素排出削減や核軍縮に向けた各国の利害調整でも手腕を問われる。
 今回の事務総長選出を巡っては、自薦で数人が出馬を表明したが、国連は立候補には加盟国の推薦が必要との立場をとり、母国ポルトガルの後押しを受けたグテレス氏だけが正式な候補者となっていた。国連憲章に従い、安全保障理事会が8日、同氏の続投を推薦していた。同氏はポルトガル首相や国連難民高等弁務官を経て、2017年1月に事務総長に就任した。

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