お菓子で子どもを笑顔に 川越の観光施設がフードバンク立ち上げ 市内25社参加 玩具や生活用品も

2021年6月20日 07時36分

まちづくり川越の立原雅夫社長(左)から菓子などを寄付される時野さん(中)と上蓑さん(右)=川越市で

 川越市の観光スポットの一つ市産業観光館「小江戸蔵里(くらり)」が、子ども食堂やフードパントリー活動のためのフードバンク「蔵里おやつステーション」を立ち上げ、月一回、市内で子ども支援を行う「チームひだまり」(上蓑(うわみの)礼子会長)と「川越子ども応援パントリー」(時野閏(じゅん)代表)に菓子類などの食料品や玩具、生活用品を提供することになった。十五日現在で市内の企業二十五社が支援に参加する。
 観光客向けに地元産品の販売を行う小江戸蔵里は、川越商工会議所の立原雅夫会頭が社長を務める「まちづくり川越」が運営。同社の恩田美也子営業課長代理によると、昨年は緊急事態宣言から約半年間休館し、毎月二百個単位で商品が消費期限を迎えていった。恩田さんは「県からフードパントリーを行う団体を紹介されたことで、食品ロスの削減や持続可能な町づくりに貢献できることになり、よかった」と話す。菓子屋横丁の菓子店や老舗の和菓子店、卸会社などが「お菓子で笑顔になって」と呼び掛けに応えた。
 同市でフードパントリーや学習支援などに取り組んできた上蓑さんと時野さんは「お菓子だけでなく、野菜や玩具まで準備していただいて感激している」「子どもたちが社会の温かい応援に心を強くして、未来を迎えられる」とそれぞれ感謝の言葉を述べた。(中里宏)

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