<各駅停車>ままならない花撮影

2021年6月20日 07時35分
 自然豊かな県南西部で花の撮影取材に力を入れてきたが、新型コロナウイルス禍でままならないケースも出てきた。
 狭山市の公園では五月以降、春バラとハナショウブをカメラに収めた。撮影後、開花期間などを公園側に確認すると、「密を招きかねないのでご配慮を」と遠回しに掲載を控えるよう求められた。
 ウイルスがより感染力が高いとされる変異株に置き換わる中で、踏み込んだ配慮をしなければならない事情は理解できる。ただ、花には読者に季節の移ろいを感じさせるだけでなく、癒やしを与えたり、過去の記憶を呼び覚ましたりする効用も期待できる。
 コロナ禍の花取材をどう進めるか。池の中や急斜面など、花に近寄れない場所でもレンズの選択や撮影位置の工夫で、まずまずの成果が得られることに気付いた。スキルを磨き、読者にささやかな感動を提供できればと願う。(加藤木信夫)

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