ワクチンの予約が取れた! 接種前後はどんなことに気をつけたらいい?<新型コロナ>

2021年6月20日 15時37分
 企業や大学などでの新型コロナウイルスワクチンの職域接種が21日から始まり、64歳以下のワクチン接種が本格化する。ワクチンの接種日が決まったら、どんなことに気を付けるべきなのか。厚生労働省が開設したサイト「新型コロナワクチンQ&A」には、「ワクチン接種後、生活上で注意することはありますか」など、様々な項目で接種前後の注意点が挙げられている。 (デジタル編集部)

◆接種前は服薬中の薬や服装、本人確認書類を意識して

 まずは接種前の注意点。ワクチン接種は体調のよいときに受けるのが基本だ。特に基礎疾患があり、病状が悪化していたり、全身が衰弱している時は避けた方がよい。心配な場合は、接種前にかかりつけ医に相談を。
 ファイザー製・モデルナ製ともに、上腕の筋肉に筋肉注射で接種する。当日は、速やかに肩まで出せることを意識して服装選びをした方が良さそうだ。
 接種を受ける際は、本人確認書類として運転免許証や健康保険証、マイナンバーカードなどが必要。職場や大学で受ける場合は、社員証や学生証で問題ないか事前に確認するとよい。原則としてコピーではなく原本を持参する。
 未成年者であっても16歳以上であれば、親の同意書は必要ない。12~15歳は、原則として保護者が同伴する。予診票に保護者の署名がなければ接種は受けられない。
 「血液をサラサラにする薬」として処方されている薬の一部では、出血が止まりにくいことがある。ワクチンを受けること自体は可能だが、接種後の出血に注意が必要だ。対象となるのは不整脈や血栓症の患者や、心臓の手術後に処方されることが多い抗凝固薬で、商品名はワーファリンやプラザキサ、イグザレルトなど。予診票で薬の種類を確認する。服用中の場合、接種後に接種部を2分程度、しっかりと押さえる。動脈硬化や狭心症・心筋梗塞などの患者に処方される抗血小板薬を服用中の場合は、通常通り接種を受けて構わない。
 既に新型コロナに感染した人もワクチンは接種可能。1度感染しても再度感染する可能性があることなどから、接種を推奨している国もあるという。感染後や治療後は、接種まで一定の期間をおく必要がある場合もあり、いつから接種できるか主治医に確認する。未感染者と同様、2回接種する。
 原則として、新型コロナワクチンとそれ以外のワクチンは、同時に接種できず、2週間の間隔を空ける必要がある。他のワクチンの接種を検討している場合は、事前に計画を。

◆接種当日の入浴は可、激しい運動や過度な飲酒は控えて

 ワクチンを接種した後は、接種部位の痛みが出たり、倦怠感、発熱、頭痛や関節痛などの副反応が出ることがある。副反応に備えて、接種当日や翌日に無理をしないで済むよう、事前に予定を調整しておいた方が良さそうだ。
 接種当日は、激しい運動や過度の飲酒などは控える。厚労省によると、「ワクチンを接種した日に入浴することに特別な問題はないと考えられる」という。注射した部位を強くこすらないようにし、接種部位を清潔に保つことを心掛ける。厚労省のサイトでは「ワクチンを接種した後に、入浴した場合としなかった場合での、免疫のつき方や、副反応の違いなどを比較した研究はありませんが、入浴により何か不具合が起きる可能性は低いと考えられます」と解説している。
 接種後の体調が良ければ、基本的には運転をしても問題はない。ただし、接種部位に痛みが強く出たり、発熱、倦怠感などの副反応がある場合は、運転を控えることが大切だ。
 献血は、ワクチン接種後48時間経てば可能だという。
 一定期間をおいて免疫がつけば、新型コロナの発症を予防できると期待されているが、ワクチン接種後に他人への感染をどの程度防げるかはまだ分かっていない。国は接種後も引き続き、3密の回避やマスクの着用、手洗いなど、感染予防対策の継続を呼び掛けている。 

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