おかえり SLあぷとくん 安中の鉄道文化むら、修理完了 来月4日に運行再開

2021年6月21日 07時52分

修理を終えて園に戻ってきたSLあぷとくん=安中市で、碓氷峠鉄道文化むら提供

 安中市松井田町の鉄道テーマパーク「碓氷峠鉄道文化むら」を走る蒸気機関車(SL)「SLあぷとくん」が修理を終え、園に戻ってきた。七月四日、約二年ぶりに運行再開する。
 あぷとくんは、一九九九年から園のシンボルとして親しまれてきたが、老朽化で二〇一九年八月に運行を停止した。園を運営する碓氷峠交流記念財団では修理費用を賄えなかったため、今年一月からクラウドファンディングを実施。約千三百七十万円の資金が集まった。
 四月に埼玉県内の修理工場に運ばれ、変形したボイラーの台座部分などを修繕。各部品も清掃し、外装も再塗装した。修理に合わせて、運行中に園内の案内放送ができる設備も新たに車両に加えた。
 六月十六日には、トラックに運ばれたあぷとくんが園に到着。全長約七メートル、重さ約十六トンの車体がクレーンでつり上げられ、園内約八百メートルを周遊するレールに乗せられた。今後、試験運転などで調整を進める。七月四日には出発式を開き、関係者によるテープカットで運行再開を祝福する。
 財団の中島吉久理事長は「廃車の危機もあったが、皆さんからの支援でなんとかここまでこぎ着けた。ファンの方たちの夢がかなえられた」と話した。(安永陽祐)

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