池袋暴走事故 飯塚被告「車の不具合、再起動して元に戻った」 警察の捜査と矛盾しないと主張、被告人質問

2021年6月21日 14時23分
飯塚幸三被告

飯塚幸三被告

 東京・池袋で2019年4月、暴走した車に松永真菜(まな)さん=当時(31)=と長女莉子(りこ)ちゃん=当時(3)=がはねられて死亡した事故の刑事裁判は21日、東京地裁で開かれた。自動車運転処罰法違反(過失致死傷)の罪に問われた旧通産省工業技術院の元院長飯塚幸三被告(90)は、「再起動すると元に戻って正常に機能することがある。そのような事例ではないかと思っています」と主張し、自身が主張する車の不具合が警察による事故後の調査で見つからなかったことと矛盾しないという趣旨の主張をした。
 遺族の松永拓也さん(34)が質問したのに答えた。
 質問で松永さんは「(事故の際に)あなたはブレーキを踏んだのは絶対に正しいと認識していますか」と尋ねると、飯塚被告は「はい」と即答した。
 さらに松永さんが「電子制御のアクセルとブレーキが同時に壊れたから発生したという主張だと理解してよいですか」と尋ねると、飯塚被告は4秒沈黙した後、「電子制御は時々、不具合が起こることがあって、私どもも経験をよくすることですけど、再起動すると元に戻って正常に機能することがある。そのような事例ではないかと思っています」と述べた。

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