<新型コロナ>埼玉県内でも職場接種が本格化 武蔵野銀行や東京国際大

2021年6月22日 07時15分
 新型コロナウイルスワクチンの職場接種が本格的に始まった21日、県内の企業や大学でも希望する人が接種を受けた。今後もさまざまな企業や大学が計画している。 (寺本康弘)

◆企業:武蔵野銀 行員や家族に

新型コロナウイルスのワクチン接種で受け付けをする行員=さいたま市大宮区の武蔵野銀行本部で

 さいたま市大宮区の武蔵野銀行本部では午前九時ごろから、県内の医療機関から派遣された看護師が、行員やその家族にモデルナ社製ワクチンを接種した。
 同行さいたま新都心出張所長の野本千恵子さん(45)は「痛みは全くなかった。接種を受けることでお客さまに安心感を持って(銀行に)足を運んでいただける」と話した。同行は七月末までに、約四千三百人の二回のワクチン接種を完了させる予定。
 県内では他に、イオンレイクタウン(越谷市)が七月上旬から店舗やテナント、近隣のイオングループ店舗の従業員計約八千人を対象に接種する。
 化粧品のコーセーは、子会社のコーセーインダストリーズ狭山工場(狭山市)とアルビオン熊谷工場(熊谷市)で実施予定。コカ・コーラボトラーズジャパンは、桶川オフィス(桶川市)で計画する。埼玉りそな銀行も従業員ら約五千人を対象に予定する。
 大学では日本医療科学大(毛呂山町)と、芝浦工業大大宮キャンパス(さいたま市見沼区)で接種に向けた準備が進む。
 県によると、県内の職場接種の申請件数は二十一日午後三時時点で百七件。製造業やスーパー、ネット通販、運送業など、さまざまな業種が申請している。

◆大学:東京国際大 学生、教職員らに

キャンパス内の会場でワクチン接種を受ける東京国際大の教員=川越市の同大で

 川越市の東京国際大第一キャンパスで二十一日、新型コロナウイルスワクチンの接種が始まった。学生と教職員、出入り業者の計約七千人に、モデルナ社製ワクチンを七月末までに二回接種する予定で、授業や部活動をコロナ禍以前に戻すことを目指す。
 食堂などが入る建物を会場に、同大医療健康学部の医師免許を持つ教員と産業医、協力医療機関の看護師、薬剤師ら計十五人が問診や接種を分担。一、二回目とも一日千数百人に接種していく。
 接種を受けた人間社会学部四年で下宿生活の男子学生(22)は「昨年は気をつかって実家にあまり帰らなかった。ワクチンを受けたことで、今後は帰省するときも気兼ねが少なくて済む」と話していた。
 同大では昨年度の授業はリモートで実施。今年は四月から対面授業とリモート授業を半々にして、学内に滞在する人数を半分にしている。担当者は「九月の秋学期からコロナ禍前の状態に戻すかどうかは、留学生も多いため(国外を含む)全体をみて判断したい」と話していた。(中里宏)

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