原信夫さん死去 ジャズ、サックス奏者

2021年6月22日 14時03分
 ジャズのビッグバンド「原信夫とシャープス&フラッツ」を率いたサックス奏者の原信夫(はらのぶお)(本名塚原(つかはら)信夫)さんが二十一日午後九時四十八分、肺炎による呼吸不全のため東京都の病院で死去した。九十四歳。富山市出身。葬儀は近親者のみで行い、後日お別れの会を開く予定。喪主は長男原とも也(本名塚原知哉(つかはらともや))氏。
 旧海軍軍楽隊を経て、戦後、進駐軍のクラブでジャズのレコードを聴き、演奏法を学んだ。一九五一年にビッグバンド「原信夫とシャープス&フラッツ」を結成。ジャズ全盛期に屈指の人気を誇った。
 五〇〜六〇年代には江利チエミさんや美空ひばりさんのバックバンドとして活躍し、NHK紅白歌合戦でも演奏を務めた。
 海外のトッププレーヤーらとの共演も多く、六七年には日本のバンドとして初めて米国のニューポート・ジャズ・フェスティバルに出演するなど、二〇一〇年に解散するまで、長く日本のジャズ界をけん引した。
 美空さんが歌ったヒット曲「真赤な太陽」を作曲したことでも知られる。一九八八年に紫綬褒章、九八年に勲四等旭日小綬章をそれぞれ受けた。(写真は2010年6月撮影)

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