組織委、五輪会場での酒類販売の見送りを表明 橋本会長「国民に不安あるなら」

2021年6月23日 10時20分
橋本聖子会長

橋本聖子会長

 東京五輪・パラリンピックの会場での観客への酒類の販売について、組織委員会の橋本聖子会長は22日、記者会見で販売を中止し、飲酒を禁止することを決めたと発表した。アルコール飲料会社「アサヒビール」とスポンサー契約を結んでいるが、橋本会長は「アサヒビールさんも大変、ご心配をいただいていた。(組織委の)判断に同意いただいた。そうした協力があって、東京大会が実現する」と感謝を述べた。
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 橋本会長は、提供中止を決めた理由について「(組織委は)安全安心な大会の実現をしなければいけない責任のある立場。国民のみなさんに少しでも不安があるようであれば、断念しなくてはいけないと思った」と説明した。大会関係者向けのラウンジでの酒類提供の有無も問われ、「当然、一緒のことでありますので、全体としてアルコールの提供はありません」と述べた。
 アサヒビールに対する違約金の質問には、同席した武藤敏郎事務総長が「発生することはないと考えています」と説明。「アサヒビールさんは販売権を持っているわけではありません。供給権は持っていますが、アサヒビールさんも今回の決定には全く同じ意見ですので」と述べた。また、「飲酒を認める方針が、一夜にして真逆の禁止になった経緯は」と問われ、武藤事務総長は「飲酒が決まっていたのが変わったという趣旨のことをおっしゃったが、そんな事実はありません」と否定。21日の5者協議で観客数の上限が決まったことや、地方会場への影響を踏まえて、このタイミングで決めたと説明した。(デジタル編集部)

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