府中の森芸術劇場30周年企画 「シアターニュース」表紙彩ったネコの原画130点を展示

2021年6月25日 07時13分

ユーモラスで温かみのある原画が並ぶ会場=府中の森芸術劇場で

 画家でチェロ奏者の雨田光弘さん(85)が府中の森芸術劇場(府中市浅間町)の情報紙のために毎月描き下ろしてきた表紙絵を紹介する「ねこの原画展」が二十四日、同劇場で始まった。入場無料。二十七日まで。
 雨田さんは、かつて同市に住んだ縁で、二〇〇五年六月号から同劇場の「シアターニュース」の表紙を担当。毎月の目玉公演をネコの絵で表現してきた。ベートーベンの「第九」の演奏会なら「大工」の法被を着たネコが指揮する様子を描くなど、遊び心たっぷりで、表紙を楽しみにしている市民も多いという。
 今回の展示は同劇場の開館三十周年記念企画で、二百枚以上に上るこれまでの表紙絵の中から百三十点の原画を並べた。表紙用に描いたが採用されなかった絵も数点初公開されている。
 作品はいずれも水彩で色を付けた水墨画。柔らかな筆致でしなやかなネコの動きを描き出している。楽器を弾いたり、踊ったりするネコたちの絵からは音楽や舞台芸術の楽しさも伝わる。大平洋介館長は「印刷では色合いを完全には再現できないので、ぜひ原画を見てもらいたい」と話している。(林朋実)

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