<新型コロナ>接種予約「お助け隊」 草加・瀬崎地区 自治会が高齢者支援

2021年6月25日 07時42分

パソコンで接種予約を手伝う文教大の学生(手前)=草加市で

 新型コロナウイルスワクチンの接種が進み、企業や大学での接種も始まった一方で、いまでも予約ができずに取り残された高齢者を支援しようと、草加市瀬崎地区の町会・自治会が自主的に「お助け隊」を結成。17、18の両日に予約を手伝った。(大沢令)
 四つの町会・自治会がある谷塚東部ブロックの瀬崎地区は、六十五歳以上の高齢者が三千三百人に上る。市内では五月から電話やインターネットで接種予約の受け付けが始まったが、ブロック長の浅古八郎さん(76)には住民から「電話もインターネットもつながらなくて困っている」との相談が寄せられていた。
 そこで谷塚東部地区の社会福祉協議会長の谷古宇孝さん(67)らに相談。同地区に近い東京都足立区にキャンパスがある文教大にも応援を頼み、接種予約を手伝う「お助け隊」を立ち上げた。
 瀬崎コミュニティセンター(瀬崎六)を会場に、町会の役員らが高齢者一人ひとりに付き添って接種日や場所の希望を聞き取り、文教大の学生がパソコンで入力して予約を支援した。近所のパート鈴木文子さん(71)は、希望したかかりつけ医で予約をとった。「孫たちでもインターネットで予約がとれず、諦めかけていたので、ありがたい」とほっとした表情だった。
 ボランティアで予約を支援した、文教大三年の野村明日香さん(20)は「お年寄りに喜んでもらえてよかった」と笑顔。両日で四十三人が接種予約をとることができ、浅古さんも「困っている高齢者の役に立ててよかった」と話した。
 草加市によると、二十日現在で接種予約ができた高齢者は全体の約76%。予約がとれず、接種を諦めてしまっている高齢者がいるとみられるが、行政では把握しきれないといい、町会・自治会のこうした取り組みに市担当者は「ありがたい」と感謝した。 

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