地域で学ぶ空き家活用術 宇都宮市で「学校」があす開校 実際に駄菓子屋へリフォーム

2021年6月25日 07時52分

「空き家の学校」が開かれる空き家(宇都宮市提供)

 宇都宮市内で二十六日、空き家を生かすために必要な知識や技術を学ぶ場として、実際の空き家を活用する「空き家の学校」が開校する。建築士など専門家から修繕場所を診断してもらいながら、空き家を地域の子どもたちが集う「駄菓子屋」に改修するプロセスを学ぶ。(原田拓哉)
 「空き家の学校」は、市や大学、建設業者などでつくる官民連携組織「宇都宮空き家会議」が企画した。同会議は、行政や民間の経験や技術を活用して、複雑化、多様化する空き家・空き地問題の解決に向けて取り組んでいる。
 市生活安心課によると、二〇二〇年度の調査で、市内の空き家は五千五百八十七戸に上り、中古物件などを除いた「管理不全」「危険な状態」にある空き家は九百二十七戸。こうした空き家は、樹木が生い茂り、交通の妨げになったり、害虫が発生したりするなど、周辺に悪影響が出ているケースがあるという。
 「空き家の学校」の学びの場となる空き家は、今年五月から同会議が管理している民家。座学編では専門家から周辺住民とのコミュニケーションの取り方、建物の診断方法を学び、実践編で実際にリフォーム作業に取り組む。
 十一月には、地域の住民を招いた交流イベント「一日だけの駄菓子屋」を予定している。改修技術だけでなく、地域での関係性を育む力も養う狙いもある。
 市生活安心課の担当者は「空き家を地域利用できる人材の育成などにつながれば」と話している。

関連キーワード

PR情報

栃木の新着

記事一覧