アキレス腱痛めた桐生、レース勘欠如のサニブラウン 東京五輪100メートル代表逃す

2021年6月25日 22時26分
男子100メートル決勝のレースを終えた桐生祥秀(右手前から2人目)とサニブラウン・ハキーム(左手前)ら=ヤンマースタジアム長居

男子100メートル決勝のレースを終えた桐生祥秀(右手前から2人目)とサニブラウン・ハキーム(左手前)ら=ヤンマースタジアム長居

 日本人初の9秒台をマークした桐生祥秀と、前日本記録保持者のサニブラウン・ハキームが東京五輪の100メートル代表を逃した。
 桐生は序盤から精彩を欠き「代表権を獲得できなかった。それがきょうの結果」。サニブラウンは得意の後半に伸びず「最後30メートルくらいは体が動かなかった」と振り返った。
 右アキレス腱(けん)痛を抱えていた桐生は「それは答えたくない」と言い訳にはしなかった。それが意地であり、プライドだ。リオ五輪からの5年、日本短距離界は大きく進化を遂げた。桐生が「10秒の壁」を突破し、風穴を開けた。「東京五輪を目指してきた7、8年、いろいろあった。悔しいというのは変だけど。まずは一区切りかな。休んで次へ調整したい」と悔しさは胸にしまい込んだ。
 「やることは最大限やった。自分の準備不足」。サニブラウンが敗因に挙げたのはレース勘の欠如だ。今季、日本選手権前までわずか1レースしか出場していなかった。「例年と比べると(レースが)減った。(この日の結果は)経験値、慣れの差かな」
 ただ、サニブラウンには200メートルが残されている。26日の予選へ向け「200メートルもかれこれ2年くらい走っていない。体調を整えて、後半しっかり走れるようにしたい」と気持ちを切り替えた。(森合正範)

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