「女性職員も使う」とシャワー室撤去拒否 千葉・市川市長に再び「撤去」求める決議

2021年6月28日 21時21分
再度可決された「撤去決議」の票数を伝える画面に見入る村越祐民市長 =市川市議会

再度可決された「撤去決議」の票数を伝える画面に見入る村越祐民市長 =市川市議会

  • 再度可決された「撤去決議」の票数を伝える画面に見入る村越祐民市長 =市川市議会
  • 市川市第一庁舎の市長室に設置されたユニット式シャワー=同市提供
 千葉県市川市第1庁舎市長室に設置されたユニット式シャワーを巡り、市議会は28日、再び「撤去を」と決議した。シャワーの設置が表面化したのは今年2月。市議会は3月にも「撤去し、原状回復を」と決議していた。決議に法的拘束力はないものの、撤去に応じなかった村越祐民市長に、議会が重ねて「ノー」を突き付けた格好になった。(保母哲)
 今回の撤去決議では「今、力を結集して取り組むべきは、新型コロナへの対応とワクチン接種。シャワー問題を長引かせる行為は許されない」などとして、早急な撤去を要求した。採決で賛成は28票、反対は11票だった。
 また、3月の決議後に村越市長が議会に行った説明と記者会見の内容が一部異なるとして、説明も求めている。決議案を提案した議員は、撤去費用の捻出方法について「村越市長の判断に任せる」と述べた。
 シャワー問題は今年2月の市議会代表質問・一般質問で、越川雅史議員(無所属の会)が取り上げた。設置されたのは昨年10月。市長室トイレ脇への設置費は給排水設備などを含め約360万円。市によると、新庁舎建設に伴う余剰金などを充てた。
 市長室への設置は議会や市民に知らされず、庁舎5階には職員用のシャワー3室があることから、議会は問題視。3月には「シャワーをはじめとする執行差金及び契約差金等の使途の調査に関する特別委員会(100条委)設置」案も議員提案されたが、採決で撤去決議案を可決していた。
 しかし、村越市長は撤去に応じず、今月1日の記者会見では「災害時に女性職員が休憩室として使う」と説明。この発言に多くの市議が反発し、6月定例会初日の11日には、村越市長に対する不信任決議案が提案されたものの、賛成少数で否決となった。
 28日の6月定例会最終日には、市長給与などを削減して撤去費に充てる条例制定案なども議員提案され、賛否が交わされたが、採決で賛成少数による否決となった。

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