東京五輪の聖火リレー中止、都内でも 前半の多摩地域、公道走らず 23区は検討中

2021年6月29日 20時40分
ランナーからランナーに聖火を引き継ぐトーチキス

ランナーからランナーに聖火を引き継ぐトーチキス

 東京都は29日、東京都内で行う東京五輪の聖火リレーについて、初日の7月9日から16日までの8日間、島しょ部を除いて公道走行を見合わせると発表した。新型コロナウイルスの感染状況を踏まえて決めた。23区内に入る17日以降は、今後の感染状況を踏まえて早期に判断するとしている。

◆点火セレモニーは実施へ

 都内の聖火リレーは9日に駒沢オリンピック公園(世田谷区)をスタート。開会式が行われる23日までの15日間、都内全区市町村を回る予定だった。
 都は、新型コロナの感染拡大でまん延防止等重点措置が適用されていることなどを踏まえ、聖火リレー前半の16日までは公道走行を取りやめることにした。
 公道走行が中止となるのはスタート地点の世田谷区と多摩地区の26市3町1村。都によると、対象地域を走る予定だったランナーは約600人に上る。いずれの日も聖火リレーの最終地点に開設予定のセレブレーション会場で点火セレモニーを実施し、ランナーに参加を呼びかけるという。
 聖火リレーを巡っては、感染状況の悪化を受けて、他自治体でも公道走行の中止が相次いでいた。

◆東日本など被災地のPVすべて中止

 また都は五輪・パラリンピック大会期間中、東日本大震災被災地の宮城、岩手、福島県と、熊本地震で被害を受けた熊本県の計6カ所で開催予定だった大会のパブリックビューイング(PV)をすべて中止すると発表した。地元自治体から開催に慎重な意見が寄せられていたという。都は既に代々木公園など都内6カ所で実施予定だったPVについては中止を決めている。(岡本太)

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