容疑者「帰る途中で酒を飲んだ」 千葉・小学生5人死傷事故、「人が飛び出し」供述も防犯カメラに人影なし

2021年6月29日 20時51分

道路脇の畑に突っ込んだトラック =千葉県八街市で

 千葉県八街やちまた市の市道で、下校中の小学生5人がトラックにはねられ死傷した事故で、自動車運転処罰法違反(過失傷害)の疑いで現行犯逮捕されたトラック運転手梅沢洋容疑者(60)=同市=が取り調べに対し、飲酒運転の事実を認め、「帰る途中で酒を飲んだ」と供述していることが、捜査関係者への取材でわかった。梅沢容疑者は逮捕後の呼気検査で基準値を超えるアルコール分が検出されていた。
 県警は29日、はねられた八街市立朝陽小の児童5人のうち死亡した2人は3年生の谷井勇斗君(8)、2年生の川染凱仁かわそめかいと君(7)と発表した。3年生の女児(8)が意識不明の重体、2年生の男児(7)と1年生の男児(6)が重傷を負った。
 梅沢容疑者の勤務先の親会社によると、事故当日、梅沢容疑者は建築現場から鉄筋を運んで、八街市内の事業所に戻る途中だった。県警は、現場から会社に戻る途中で飲酒したとみて、飲酒した場所や量の特定を急ぐ。
 梅沢容疑者は事故直後、県警や勤務先に「右側の施設から人が出てきて避けようとして、左に急ハンドルを切ったら、電柱にぶつかり、子どもたちの列に突っ込んでしまった」という趣旨の供述をしていた。だが県警によると、現場近くの防犯カメラの映像などでは事故直前、児童以外の人影は確認されておらず、現場近くの福祉施設でも人が飛び出した事実は確認できないという。
 県警は29日、自動車運転処罰法違反(過失致死傷)容疑で、梅沢容疑者の勤務先と自宅を家宅捜索し、梅沢容疑者の運転記録に関する書類などを押収した。

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