横浜市長選 山中さん出馬表明 IR誘致「断固反対」 立民推薦 野党統一候補 焦点に

2021年6月30日 07時08分
 八月八日告示、二十二日投開票の横浜市長選で、市立大医学部教授の山中竹春さん(48)が二十九日、出馬を正式表明した。カジノを含む統合型リゾート施設(IR)の誘致を強い言葉で非難。推薦を決めた立憲民主党の江田憲司代表代行は、同じく誘致に反対する政党や市民団体などに推薦・支持を求める考えを示した。ただ、これまで難色を示してきたメンバーもいて、野党統一候補として戦う展開になるかが焦点になる。(丸山耀平、杉戸祐子、志村彰太)
 市役所で記者会見した山中さんは、IRの問題点を指摘し、誘致には「断固反対、即時撤回」と強調した。市議会で一月、市民団体が求めたIR誘致の是非を問う住民投票のための条例案が自公の反対で否決されたことは「民主主義の破壊だ」と厳しく批判した。
 IRを巡っては、自民党衆院議員の小此木八郎さん(56)=神奈川3区=が二十五日に市長選出馬を表明した際の記者会見で「市民の理解を得られていない」などとして「取りやめる」と発言した。山中さんはこの発言について「これまでの経緯や、所属している党の考えを総合的に考えれば言わずもがなだ」と述べ、信用できないとした。
 ただ、IR誘致の是非を問う住民投票を目指して署名活動を行った市民団体を母体とする「カジノ反対の市長を誕生させる横浜市民の会」は、山中さんの正式表明前に江田氏らに候補者の再検討を要望した経緯がある。七月一日に対応を決める方針。
 IR反対の共産党県委員会の田母神悟委員長は「立民から正式に推薦や支援の要請を受けた場合、候補者本人とも面会し、判断したい」と述べた。
 また、立民の支持母体の一つである連合神奈川の吉坂義正会長は「立民推薦の候補だからといって自動的に推薦を出すわけではない。依頼が来たら検討する。連合としてIRへの意見を表明したことはなく、それ以外の政策も重要だ」と述べるにとどめた。

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