謙信ゆかりの御城印5枚 全て購入すると「記念印」 前橋、沼田など 観光振興へ無料配布

2021年6月30日 07時35分

上杉五城訪城記念御城印(前橋市提供)

 越後の戦国武将、上杉謙信ゆかりの城跡がある前橋や沼田市など五市町の観光関連施設で、七月一日から御城印を購入すると、記念の「上杉五城訪城記念御城印」を無料配布する。新型コロナウイルスの感染拡大で観光が打撃を受ける中、五市町が連携して各地の周遊を促す。前橋市によると、上杉氏関連の連携事業は初めて。今後の観光形態の変化を見据え、新たな観光振興につなげたい考えだ。(市川勘太郎)
 連携するのは、古くは厩橋(まやばし)城とも伝わる前橋市の前橋城、沼田市の沼田城、渋川市の白井城、みなかみ町の猿ケ京城、新潟県上越市の春日山城。前橋城は後の上杉謙信が関東制覇の拠点とし、沼田城は上杉氏が家臣を配置したと伝わる。春日山城は謙信の居城として知られる。他の城も謙信の伝承などがある。

沼田城の御城印(沼田市提供)

 記念御城印は各地で一枚三百円(税込み)の御城印を集め、五枚目を購入する際に集めた四種類を提示すると無料でもらえる。
 各城の御城印が購入でき、記念御城印も配布するのは、JR前橋駅の物産館、沼田市の市観光案内所、渋川市の道の駅こもち、みなかみ町のまんてん星の湯、上越市の市埋蔵文化財センター。各所で約二百枚を先着順で配布する予定。

前橋城の御城印(同市提供)

 前橋市によると、コロナ禍で大人数のツアー客が激減。感染防止対策をしながら少人数で近場を巡る観光に着目し、御城印で連携することにした。沼田市では昨夏、戦国から江戸時代に栄えた真田氏に関係する城跡がある同市やみなかみ町、長野県上田市など計六市町村で連携企画を始め、好評という。
 記念御城印のデザインを手掛けた吉岡町の北群馬甲冑(かっちゅう)工房は「上杉謙信の異名『越後の龍(りゅう)』が手に持つ宝玉に上杉家の家紋を入れた。『よくぞ集めた汝(なんじ)に宝玉を与えん』という意味を込めた」と話している。

関連キーワード

PR情報

群馬の新着

記事一覧