<新型コロナ>「ワクチン確保は政権の仕事」 職場接種申請受け付け停止を識者が批判

2021年6月30日 19時02分
上昌広理事長

上昌広理事長

 新型コロナウイルスワクチンの職場接種の申請受け付け停止に関し、医療ガバナンス研究所の上昌広理事長は、政府のワクチン確保の見通しの甘さを指摘した。(聞き手・清水俊介)
 市区町村が行う接種は大都市圏で遅れている。そういうところで職場接種は機能する。感染の「第5波」が起こるのは大都市圏なので、職場接種から手を引くことはあり得ない。ワクチンの確保は政権の仕事。及第点はつかない。
 どんな国でも国民の約5割は進んで接種し、約1割が反ワクチン層。残りは無関心層。5割までは順調に進む。1日100万回打てることはいいことだが、このペースで打てる期間は短い。その先、無関心層に打ってもらうことがカギになる。
 日本は今、とにかく早く打つことが必要。親世代が早く打ち、有効だとわかれば、子どもに打たせる。私が接種に協力している福島県相馬市で子どもの集団接種ができるのは、親世代がすでに打っているからだ。
 職場接種の申請受け付け停止は、都市部の子どもを持つ親世代に早く打てるチャンスをつぶすことになる。政府の責任は大きい。

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