東京の感染「ステージ4」相当 小池知事が「直ちに酒類提供の全面停止を要請」と懸念した水準に 

2021年6月30日 21時49分
 東京都は30日、新型コロナウイルス感染者が新たに714人報告されたと発表した。1日当たりの感染者数が700人を超えるのは5月26日以来。11日連続で前週の同じ曜日を上回り、直近1週間の前週比は5日連続で1・2倍超となった。東京五輪・パラリンピックの開幕を控える中、リバウンド(再拡大)傾向が強まっている。(岡本太、土門哲雄)
 感染拡大で、7項目の感染状況を示す指標のうち2項目で、緊急事態宣言発令の目安とされる「ステージ4」となった。2項目は、いずれも人口10万人当たりで、「直近1週間の新規感染者数」(ステージ4は25人以上)と「療養者数」(同30人以上)。30日時点の本紙の試算では、感染者数が25・5人、療養者数が31・8人となった。
 重症者数などは急増しておらず、病床使用率など残り5指標は「ステージ3」にとどまっているが、都の担当者は報道陣の取材に「感染者の増加が止まらない状況だ。このまま続けば感染爆発につながりかねない」と述べた。
 都内の感染状況は5月上旬に「第4波」のピークを迎えた後、6月上旬に全指標が「ステージ3」以下に収まって、宣言が解除され、21日にまん延防止等重点措置に移行された。
 小池百合子知事は移行時の会見で「再びステージ4相当が視野に入れば、直ちに酒類提供の全面停止を要請する」としつつ、実際の措置は「総合的な判断」としている。

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