文京区 パラ難民選手団のホストタウン登録 平和、人権学ぶ機会に

2021年7月1日 07時17分

6月20日の「世界難民の日」に開かれた「文の京・ホストタウン特別講座」=文京区で(区提供)

 文京区は六月二十九日、東京パラリンピックで結成される難民選手団のホストタウンに全国で初めて登録された。国際パラリンピック委員会(IPC)や国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)と共に、コロナ禍にあっても、オンラインなどさまざまな形で選手団と交流する。
 区によると、大会までは区民に難民選手団を紹介するため、IPC提供の写真パネル巡回展示や、オンライン応援会などを計画している。大会期間中は、区民からメッセージを届けたり、区独自の「こども記者」が取材したりして選手を応援。大会後も各機関と連携し、交流を継続する。新型コロナウイルスの感染状況により、計画は適宜再検討するとしている。
 紛争や迫害で故郷を追われた難民は、世界に約八千二百万人いるとされる。文京区はこれまで、姉妹都市のドイツ・カイザースラウテルン市が難民を受け入れていることを機に、難民への理解を深める事業や、難民施設への寄付に積極的に取り組んできた。
 六月二十日の「世界難民の日」には、区民らが難民問題や、難民選手団について理解を深める「文の京・ホストタウン特別講座」を開催。区役所屋上を「国連カラー」の青色にライトアップした。
 登録を受けて、成沢広修(ひろのぶ)区長は「全国で初めての登録は非常に光栄に思う。大会を、難民問題を知り、寄り添い、そこに込められた思い、平和や人権について学ぶ契機とすることが大切」とのコメントを出した。
 東京五輪・パラリンピックで、文京区はドイツのホストタウンとしても登録されている。(長竹祐子)

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