中国共産党100年記念式典 習近平氏、一党支配の優位を強調「特色ある社会主義あってこそ発展できる」

2021年7月1日 11時30分
1日、北京の天安門で、中国共産党創建100年を記念する祝賀大会で演説し、「中国共産党万歳」と叫んで拳を突き上げる習近平国家主席=共同

1日、北京の天安門で、中国共産党創建100年を記念する祝賀大会で演説し、「中国共産党万歳」と叫んで拳を突き上げる習近平国家主席=共同

 【北京=坪井千隼】中国共産党は1日午前、北京の天安門広場周辺で創建100年の記念式典を行った。習近平しゅうきんぺい総書記(国家主席)は演説で、「中華民族は国外勢力によるいじめや圧迫を許さない。そのような妄想は14億中国人民の血肉で築いた鋼鉄の長城に必ずぶつかり、頭から血を流すだろう」と述べ、強権的な体制を批判する欧米などに対し、屈しない姿勢を強調した。
 習氏は「台湾問題を解決して祖国の完全統一を実現することは、中国共産党の不変の歴史的任務であり、中国人全体の願いだ」とも言及した。「台湾独立を図るたくらみを粉砕して、共に民族復興の美しい未来をつくろう」と台湾統一への強い意欲を示した。
 習氏は灰色の人民服を着て1時間強にわたって演説し、経済発展を実現して中国から貧困をなくしたとする功績を誇示した。「中華民族の偉大な復興を実現させるため、中国共産党は人民を団結させて導いてきた」と何度も繰り返し、「中国の特色ある社会主義があってこそ中国は発展できる」と主張した。香港についても「国家安全を維持するための法律や組織を導入し、香港社会を安定させた」と自賛した。
 一方で欧米などからの批判を念頭に「中華民族の血には他人を侵略し、覇権を唱えるDNAはない。中国は常に世界平和の建設者だ」と主張した。
 式典には、各地から計7万人の共産党員らが参加した。天安門の壇上には習氏のほか、胡錦濤こきんとう前総書記や温家宝おんかほう前首相などの長老、香港政府トップの林鄭月娥りんていげつが行政長官らも集まった。健康不安が伝えられる江沢民こうたくみん元総書記は姿を見せなかった。党創建の記念式典はこれまで人民大会堂の中での開催が通例だったが、今回は初めて天安門広場で行った。

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