東海第二の安全対策 県WT「県民の声を反映」 パブコメに473人分

2019年5月31日 02時00分

原電職員(手前)から説明を受けるWTの委員ら=水戸市で

 東海村の日本原子力発電(原電)東海第二原発の安全対策について、独自の検証を進めている県のワーキングチーム(WT)で議題にするため、県が住民から募集していた意見公募(パブリックコメント)に、四百七十三人分集まったことが分かった。次回のWTで、寄せられた意見のうち論点として扱うものを決めるという。
 県は、WTで議論してもらおうと、再稼働の賛否や避難計画の問題を除き、施設の安全対策などの意見を一月から三月にかけて募集していた。
 三十日は、十四回目の会合が水戸市内で開かれ、重大事故時の対応手順などを審議した。今回で、WTは当初予定していた会合のスケジュールを消化したが、審議は終わっておらず、会合を続行する。県はWTの期限を切っておらず、すべての論点を議論し終えるまで、さらに一年以上かかる可能性もあるという。
 WTトップで東京大大学院の古田一雄教授(原子炉工学)は終了後「私たちは原子力規制委員会ではないので、原電に安全対策の設備を追加するよう求めることにはならない。どちらかというと、ソフト面で県民の声を反映していくことになると思う」と語った。 (越田普之)

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