「感染は再拡大期に」 五輪期間中に1000人超え指摘 都モニタリング会議

2021年7月1日 20時29分
新型コロナ対策を呼び掛ける横断幕と、東京五輪の旗が掲げられているアーケード街をマスク姿で歩く人たち=東京都荒川区で

新型コロナ対策を呼び掛ける横断幕と、東京五輪の旗が掲げられているアーケード街をマスク姿で歩く人たち=東京都荒川区で

 新型コロナウイルスの感染状況を分析する東京都のモニタリング会議が1日開かれ「感染が再拡大している」として、拡大期に入ったと位置付けた。前週は「再拡大の危険性が高い」と表現していたが、より強い警戒が必要と踏み込んだ。
 1週間平均の新規感染者数は前週の418人から503人に増え、増加比は120%で3週続けて上昇した。このペースで増えると2週間後の7月14日に3回目の緊急事態宣言時(4月25日)と同水準の724人になり、五輪期間中の7月28日には1043人に達すると指摘する。
 「感染力が高いデルタ株(インド株)の影響などを踏まえると、第3波を超える急激な感染拡大が危ぐされる」と警鐘を鳴らした。
 状況悪化の要因とされる人出の増加についても、都医学総合研究所社会健康医学研究センターの西田淳志センター長が、先月20日の緊急事態宣言解除後10日間で、繁華街の夜間滞留人口が21.5%増えたと指摘。「第4波に突入した3月末ごろの水準に到達している。人流増加を食い止める必要がある」と訴えた。
 都の感染症対策に関わる専門家の中では「再び飲食店の酒類提供を停止したり、緊急事態宣言を出したりする必要もあるだろう」との見方が出ている。(土門哲雄)

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