手つなぎ、背を支えられ登校 八街児童5人死傷 現場付近、バスで通過

2021年7月2日 07時41分

登校用のバスに乗り込む朝陽小の児童ら=八街市で

 八街市で児童五人が死傷した事故で臨時休校していた市立朝陽小が一日、再開した。現場付近に住む児童らのうち、希望した二十人が保護者に手を引かれたり、背中を支えられたりしながらマイクロバスに乗り、花が手向けられた道路を通って学校に向かった。
 午前七時すぎ、雨が降りしきる中、集合場所にやってきた子どもたちはうつむきがち。市教育委員会職員の誘導でバスに乗り込んでいった。
 市教委によると、小学校で出迎えた教員の顔を見ると、安心した様子になったという。

◆スクールバス助成や歩道整備支援を要望 国に熊谷知事

 八街市の市道で小学生五人が死傷した事故を受け、熊谷俊人知事は一日、国に通学路などの道路整備への支援や飲酒運転対策を求める要望書を提出した。
 事故現場はガードレールがなく幅が狭い通学路だったため、熊谷知事は歩道整備や防護柵設置のための財政支援強化などを要望。「学校統廃合が進む中で長時間かけて登下校する子どもが増えていく」とし、スクールバス運行への助成の要件緩和も盛り込んだ。このほか、飲酒運転の厳罰化などを求めた。
 熊谷知事は同日に予定していた東京五輪の聖火リレーセレモニーへの出席を急きょ取りやめ、要望内容を庁内で協議。文部科学省、国土交通省、警察庁宛てに要望書を提出した。熊谷知事は報道陣に、「市町村や県だけでは解決できない部分がある。財源や制度の要件緩和を含め、特段の強化をお願いしたい」と話した。(太田理英子)

関連キーワード


おすすめ情報

千葉の新着

記事一覧