人身売買と闘う「ヒーロー」に指宿昭一弁護士、米国務省 「技能実習制度を数年内に廃止に追い込む」

2021年7月2日 12時06分
 【ワシントン共同】米国務省は1日発表した世界各国の人身売買に関する2021年版の報告書で、人身売買と闘う「ヒーロー(英雄)」に、日本の外国人技能実習制度の問題に取り組む東京の指宿昭一弁護士らを選んだ。日本人が選ばれたのは2013年以来で、2人目とみられる。

指宿昭一弁護士(共同)

 指宿氏は報告書発表に伴うオンライン会合にメッセージを寄せ「外国人技能実習制度は人身取引と中間搾取の温床になっている。この制度を数年内に廃止に追い込むつもりだ」と強調した。
 報告書では、指宿氏に関し「外国人労働者の権利を守る不屈の擁護者」と称賛。「日本の技能実習制度において、強制労働の被害者を支援し、虐待を防ぐため、精力的に取り組んできた」と評価した。
 指宿氏は外国人技能実習生問題弁護士連絡会共同代表などを務めている。最近では、名古屋出入国在留管理局の施設に収容され、今年3月に死亡したスリランカ人女性ウィシュマ・サンダマリさんの遺族も支援し、死亡経緯の説明を当局に求めている。

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