コロナ禍で自公は過半数届かず、衆院に打撃 五輪「中止・延期」の立・共は堅調 都民ファ後退<都議選>

2021年7月5日 01時33分
東京都議会議事堂

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 東京都議選(定数127、42選挙区)は4日に投開票され、前回大敗した自民党が改選前の25議席から議席を増やし、都議会第一党を奪還した。ただ、自民と公明党を合わせた政権与党の自公勢力で過半数(64議席)には届かなかった。小池百合子知事が特別顧問を務める都議会第一党・都民ファーストの会は、現有の46から議席を減らした。
 新型コロナウイルス禍の中の選挙戦では、東京五輪・パラリンピック大会開催の是非やコロナ対策への取り組み、少子高齢化での福祉・教育施策などを争点に、271人の候補者が論戦を展開。都選挙管理委員会によると、投票率は過去2番目に低い42・41%(速報値)で、前回より8・87ポイント下回った。
 都民ファは前回、安倍晋三政権(当時)への批判と「小池旋風」を背景に55議席(追加公認含む)まで大躍進。47人が立候補した今回は勢いに陰りが見られたが、支持政党のない層の一定の受け皿になった。
 自民は前回、小池氏と対立し過去最低の23議席にまで減らす歴史的大敗。昨夏の知事選で小池氏が再選後は、コロナ対策で政府とのパイプを生かして小池都政に協力する場面もあり、出馬した60人が組織力の強みを生かしたが、コロナ禍での政権批判もあって伸び悩んだ。
 公明は、都議会で親知事会派として協調してきた都民ファと決別し、自民との協力関係を回復。23議席の死守を掲げ、8回連続の全員当選を果たした。
 立憲民主党と共産党は野党連携のため選挙区をすみ分け。28人出馬の立民は改選前の8議席を上回った。31人を擁立した共産は現有18議席から積み増した。

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