新人女性対決の武蔵野市 立民・五十嵐さんが初当選「助け合える社会を」<都議選>

2021年7月4日 22時53分
当選を確実にし、支援者と笑顔で拳を合わせる五十嵐衣里さん=4日午後8時12分、東京都武蔵野市で

当選を確実にし、支援者と笑顔で拳を合わせる五十嵐衣里さん=4日午後8時12分、東京都武蔵野市で

 自民と立憲民主の新人女性の戦いが注目された武蔵野市選挙区は、立民の五十嵐衣里えりさん(37)が制した。いじめや不登校、フリーターを経て弁護士になった経験を踏まえ「困ったとき、苦しいときに助け合える社会を一緒につくりたい」と訴え、幅広い支持を集めた。
 五十嵐さんは午後8時すぎ、当選確実の報を受け、JR三鷹駅近くの事務所で支援者らと万歳三唱。「経済的に苦しい若者への支援に取り組み、期待に応えたい」と抱負を語った。
 選挙戦では、コロナ禍に苦しむ飲食店がひしめく吉祥寺駅前の商店街をくまなく歩いた。「たくさんの方が苦しいと声を上げているのに放置する国も都もおかしい」と強調。フリーターだった20年前の自分を重ね「当時、もしコロナが直撃していたら私は生きていられなかった。今、手を差し伸べなかったら若い時の自分や仲間を見捨てるのと同じだ」と訴えた。
 名古屋市出身。中学生の時、いじめに遭い、不登校になった。高校には行かず、飲食店やトラック運転手などのアルバイトで生計を立てた。働きながら22歳で高校卒業認定を取得。夜間大学や法科大学院に進み、30歳で司法試験に合格した。コロナ禍で格差の広がりを目の当たりにして「涼しい顔で(弁護士を)続けていけない」と都議選に挑んだ。(花井勝規)

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