「純川崎産」ワイン誕生 麻生の農家がお披露目

2021年7月5日 07時12分

山田さんが手がけた川崎産ワイン。ラベルデザインは和光大学の協力を得た=いずれも麻生区岡上で

 川崎市内でブドウ栽培から醸造まで一貫生産されたワインの完成披露会が四日、麻生区岡上のワイナリーで開かれた。農業生産法人カルナエスト代表の山田貢さん(39)が昨年十一月に果実酒製造免許を取得し、初めて手がけた「純川崎産」だ。明るいルビー色の一杯に、約五十人の参加者たちは「チャーミング!」「おいしい」と語り合った。(石川修巳)
 完成したのは「蔵邸ワイン 岡上ロゼ2020」。山田さんが岡上の畑で昨年収穫したピノ・ノワールやシャルドネ、メルローなどをブレンドして醸造し、辛口のロゼワインに仕上げた。酸味があり、華やかな香りが特徴という。
 「初めての醸造なので、どんな出来になるか怖かった」と山田さん。近くに住む会社員の縄田順治さん(58)は、川崎産ワインを初めて口にして「地元でワインがつくれるんだ、ということ自体がうれしいし、応援したくなる」と語った。
 山田さんは二〇一三年にブドウ栽培を開始。一七年に初めて収穫し、醸造は東京都内のワイナリーに委託してきた。川崎市が昨年三月に認定を受けた「かわさきそだちワイン特区」を活用して製造免許を取得し、栽培開始から足かけ九年で「純川崎産ワイン」の完成にこぎつけた。
 現行ではボトル販売ができず、今月中旬をめどに小田急線新百合ケ丘駅近くの直営レストランで提供を始める。今年は約百五十キロのブドウ収穫を見込んでおり、山田さんは「醸造体験やヌーボーを味わうイベントもやりたい」と話している。

山田さん(右)が手がけた「純川崎産」のワインを味わう参加者たち


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