自民「とても勝ったと言えない」、都民ファーストの会「活動が足りなかった」ともに表情厳しく<東京都議選>

2021年7月5日 11時31分
東京都議選の開票結果を受け、記者会見する都民ファーストの会の荒木千陽代表=5日未明、東京都中野区で(共同)

東京都議選の開票結果を受け、記者会見する都民ファーストの会の荒木千陽代表=5日未明、東京都中野区で(共同)

 五輪の開催や新型コロナウイルス対策が争点となった東京都議選は、自民党が辛くも第1党となったが、思ったように議席は伸びず、政権に打撃を与える結果となった。厳しい結果に都連幹部からは落胆の声が漏れ、第2党に踏みとどまった都民ファーストの幹部も笑顔はなかった。
 「想像以上に厳しい結果だった」。5日未明、東京都議選の全議席確定を受け、自民都連の幹部の口をつくのは反省ばかりだった。
 都連本部には、それぞれの選挙を終えて高島直樹都連幹事長ら都連幹部が集合。5日未明まで結果などについて意見を交わした。
 「とても勝ったとは言えない」と高島幹事長。「前回と今回、幹事長として2回連続で厳しい結果になってしまった」と悔やんだ。
 都議会自民党の山崎一輝幹事長も「結果を真摯しんしに受け止めたい」とがっくり。「五輪も含め、いろいろな不安や不満がすべてこちらに向いてしまった」と分析した。
 自民の獲得議席は33。歴史的惨敗だった前回の23議席よりは伸ばしたが、目標に掲げていた自公での過半数には遠く及ばず。獲得議席数も前回に次ぐ史上2番目の低さだった。
 5日未明に中野区内の選挙事務所で会見した都民ファーストの会の荒木千陽代表も厳しい表情。「全員当選を果たせず、代表として痛恨の極み。第1党を譲り渡してしまい、大変責任を感じている」と述べた。
 都議会第1党を自民に譲ったものの、苦戦が伝えられた前評判からは選挙戦終盤に巻き返し、ほぼ拮抗きっこうする形になった。ただ、荒木氏は「各候補者が実績や公約を掲げ、徐々に浸透してきたが、まだまだ活動が足りなかった」と反省を口にした。
 選挙結果について、特別顧問を務める小池百合子知事との間でやりとりをしたかを聞かれ「個別のものから、総合的なものまで、いろいろやりとりはした」と述べるにとどめ、詳しくは明かさなかった。 (岡本太、松尾博史)

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