長崎の安保法違憲訴訟、原告敗訴 「攻撃の危険は増大せず」

2021年7月5日 13時24分 (共同通信)
 長崎地裁の安保違憲訴訟の判決を受け、「司法の役割放棄」と書かれた紙を掲げる原告側弁護士=5日午前、長崎地裁前

 長崎地裁の安保違憲訴訟の判決を受け、「司法の役割放棄」と書かれた紙を掲げる原告側弁護士=5日午前、長崎地裁前

 集団的自衛権の行使を認めた安全保障法制は違憲で、平和に生きる権利が脅かされたとして、長崎の被爆者ら約200人が国に1人当たり10万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、長崎地裁は5日、「武力攻撃やテロの対象となる危険が増したとは言えない」として、請求を棄却した。安保法制が違憲か合憲の判断は示さなかった。
 天川裁判長は「戦争や原爆の被害を体験した原告らは(安保法で)被害を思い起こし、多大な精神的苦痛を感じた」と認定。ただ、国に賠償を求められるような権利・利益の侵害には当たらないと判断した。
 原告弁護団は「裁判所の職責の放棄だ」とし、控訴する方針を明らかにした。

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