「障害のある子がいても2期目…ママ議員の希望に」 渋谷区で再選果たした龍円愛梨さん

2021年7月5日 13時12分
 東京都議選は過去最多の41人の女性が当選し、うち28人が現職や元職だ。渋谷区で再選を果たした都民ファーストの会の龍円愛梨さん(44)はダウン症の8歳の長男を育てるシングルマザー。「女性議員はまだ少ないが、私のように障害のある子がいても2期目が続けられるのは、ママ議員の希望になると思う」と語った。

当選を確実にし、支援者らと喜ぶ龍円愛梨さん(中)=4日午後11時35分、東京都渋谷区宇田川町で

 4日深夜、当選が確実になると、涙を流しながら支援者と抱き合い「ありがとう」と感謝の言葉を重ねた。
 前回選挙は、元テレビ朝日アナウンサーの知名度に加え、都民ファに強烈な追い風が吹いたことで次点に1万票の差をつけトップ当選だったが、今回は次点と771票差。「前回と違い難しい選挙で、最後までどうなるかわからなかった。4年間やってきたことを訴え続けた。今後は、その政策を枝葉が付くような木に育てていきたい」と語った。
 任期中、「子どもとの時間を大切にしたい」と地元の会合やイベントへの参加を控え、自らが考える政策の実現に力を注いだ。インターネットを使って約1000人にアンケートして、鉄道利用者のニーズを割り出し、都営地下鉄に「子育て応援スペース」の設置を提言、開設につなげた。障害のある子もない子も一緒に遊べる「インクルーシブ公園」の整備も実現させた。
 龍円さんは「障害のある子どもがいて、万が一(新型コロナウイルスに)感染すると命の危険がある中、(選挙戦で)できないこともたくさんあった。ママ議員は1期目で辞める人も多いが、2期目を続けられることで、他の方々への希望になったと思う。多様性のある議員が増えていかないといけない」と語った。(山下葉月、望月衣塑子)

関連キーワード


おすすめ情報

都議選2021の新着

記事一覧